フィリピン中部の中核都市バコロドは、「微笑みの都市」として知られる温かな雰囲気が特徴です。ビサヤ地方の商業・文化の中心地として発展を続け、近代的な都市機能と伝統的な文化が調和した街並みを形成しています。自然豊かな環境と都会的な利便性のバランスが取れており、フィリピン有数の住みやすい都市として評価されています。留学先として、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境が整っているといえます。
バコロド留学 – 可能な留学種類
語学留学
対応可能な言語 | 英語 |
語学学校の形態 | マンツーマン・集団授業・スパルタ教育 |
対応している特別コース | TOEIC・TOEFL・IELTS・TESOL・ビジネス英語 |
「バコロドの語学留学まとめ」
バコロド留学では、主に英語の語学留学をすることが可能です。フィリピン特有のスパルタ式授業にも対応しており平日の外出禁止・朝から晩までの授業・毎日のテストと、徹底的な学習環境を提供している語学学校も存在しています。各資格の学習にフォーカスしたコースや、社会人に嬉しいビジネス英語専門のコースを提供している語学学校もあり、多種多様なニーズに対応可能です。
ゴルフ留学
バコロドではゴルフ留学をすることでゴルフと英語の同時学習が可能です。年間を通じてプレー可能な気候と、充実した練習環境が特徴です。市内および近郊には複数のゴルフ場があり、各施設には経験豊富なプロインストラクターからマンツーマンの授業を受けることができ、同時に英語も身につくこと間違いなしです。
親子留学
バコロドでは親子で語学学習をする親子留学が可能です。子どもには年齢や英語力に応じたプログラムが用意されており、遊びを取り入れた学習から本格的な英語教育まで段階的な学びが可能です。また、地域の治安の良さと、フィリピン人の子どもへの優しい対応により、親子ともに安心して留学生活を送ることが出来るでしょう。
バコロド留学 – 費用
バコロド留学の費用は、他の都市と比較して安い傾向があります。
留学期間 | バコロド | 国平均 |
---|---|---|
1ヶ月間 | 32万円 | 35万円 |
3ヶ月間 | 83万円 | 94万円 |
半年間 | 159万円 | 183万円 |
一年間 | 310万円 | 359万円 |
バコロド留学のひと月当たりの留学費用は約32万円です。フィリピンの平均留学費用に比べてひと月当たり3万円安くなっており、中長期の留学の場合数十万円の費用を抑えることが可能なため、できるだけ留学費用を抑えたい方にとってオススメの都市となります。
バコロド留学の費用内訳
留学期間 | バコロド | 国平均 |
---|---|---|
航空券 | 7.0万円 | 5.6万円 |
生活費 | 3.5万円 | 4.0万円 |
語学学校 | 21.8万円 | 25.6万円 |
バコロドには日本から直通する飛行機がないことから、航空券は比較的高くつく傾向があります。一方で、生活費・語学学校はフィリピン全体の平均よりも安く済み、費用を抑えて語学学校にしっかり通いたい方にとってはよい留学先であると言えるでしょう。
バコロド留学 – 治安
バコロドは、フィリピンの「地方都市」の中では治安の良い都市とされています。「微笑みの都市」の別名が示すように、穏やかで友好的な市民性が特徴的です。
フィリピンの他の都市の治安と比較
都市 | 犯罪指数 |
---|---|
フィリピン平均 | 44 |
バコロド | 51.9 |
「各都市の犯罪指数」参考:NUMBEO
50万人以上の口コミ情報に基づいて算出されたバコロドの犯罪指数を見てみると、フィリピンの主要な留学先であるセブ島と同程度の治安水準となっており、マニラに比べると治安が良い傾向にあります。市街地は街灯も整備され、緊急時の対応体制も確立されているため、基本的な注意を払えば安全に生活を送ることができます。
東京都の治安と比較
都市 | 犯罪指数 |
---|---|
東京 | 24 |
バコロド | 51.9 |
「各都市の犯罪指数」参考:NUMBEO
東京の犯罪指数と比較をしてみると、バコロドは東京よりも少し危険と言われる、犯罪指数が40 ~ 60の「中程度の治安」に分類されます。概ね危険はないと言えますが、治安を特に重視する女性等にとっては留学先の再検討をしてみてもよいのではないでしょうか。
バコロド留学 – アクティビティ
バコロドには日々楽しめるアクティビティが沢山あります。日々の学習の合間の息抜きに欠かせないアクティビティですが、どのようなことが出来るのかについて見ていきましょう。
アイランドホッピングで熱帯の海を満喫

「ギラマス島のビーチ」
透明度の高い海に囲まれたギマラス島周辺では、複数の離島を巡るツアーを楽しむことができます。シュノーケリングのポイントも充実しており、カラフルな熱帯魚や美しいサンゴ礁を観察することが可能です。島々には地元の漁師が営む海鮮レストランもあり、新鮮な魚介類を味わえるでしょう。ラケラケ島やバナゴンビーチでは、静かな白浜ビーチでゆったりと過ごせます。
トレッキングで大自然と一体に

「Padudusan Falls」
国立公園に指定されているマウント・カンラオンでは、許可を得た上で本格的なトレッキングを楽しむことができます。ガイド同伴で安全に登山を楽しめ、固有の動植物を観察することが可能です。頂上付近では、天候が良ければネグロス島を一望する絶景に出会えるでしょう。火山活動による独特の地形や、原生林の中を歩くことで、フィリピンの雄大な自然を体感できます。
モダンな施設でショッピング

「SM city Bacolod 」引用:Tripadviser
近代的なショッピングモールでは、国際ブランドから地元ブランドまで、幅広い買い物が楽しめます。SM city BacolodやRobinson’s Placeといった商業施設では、映画館やエンターテイメント施設も充実しており、快適な空間で1日中過ごすことができるでしょう。フードコートでは各国の料理も提供され、休憩スポットとしても重宝されています。
サトウキビ農園で地域産業体験

「バコロドのサトウキビ畑」
サトウキビ産業で栄えた歴史を持つバコロドでは、広大な農園見学ツアーを体験できます。収穫期には実際の製糖過程を見学することも可能で、地域の主要産業について学べる機会となっているでしょう。農園内のカフェでは、サトウキビを使用した特製デザートも味わえ、地域特有の食文化に触れることができます。
古都の街並みで文化探訪

「ザ・ルインズ」
歴史的な建造物が点在する市街地では、スペイン統治時代の面影を感じる散策が楽しめます。ザ・ルインズやサンセバスチャン大聖堂周辺では、コロニアル様式の建築物が立ち並び、フォトジェニックな景観を楽しめるでしょう。週末には広場でストリートダンスやライブパフォーマンスが開催され、地域の文化的な雰囲気を体験できます。
バコロド留学 – 気候
バコロドの気候は、年間を通じて安定した熱帯性気候が特徴です。乾季と雨季の区分がはっきりしており、生活のリズムが立てやすい環境といえるでしょう。

「バコロドと東京の平均気温・降水量」
乾季は爽やかな気候が続き、屋外での活動に適しています。雨季には短時間のスコールがありますが、すぐに晴れ間が戻ることが多く、日常生活への影響は限られています。また、内陸部に位置する地理的特性により、台風の直接的な影響を受けにくく、比較的穏やかな気候が保たれています。
寒暖差が少なく温暖な気候
バコロドの平均気温は27℃であり、東京の平均気温である16℃に比べて高めの水準です。
一方で、年間の寒暖差が小さく比較的高い気温での生活にさえ慣れてしまえば、むしろ日常生活を快適に送ることも可能であると言えます。
台風の影響は少ないが、雨期が存在
バコロドの平均降水量は131mmであり、東京の平均降水量である111mmに比べてやや降水量が多くなっています。先述の通り、乾季と雨期が存在しており、6~10月にかけて雨期が続きます。とはいえ台風の影響は比較的小さく、スコールのような短時間の雨が多いだけなので、概ね降水量を気にする必要はないかと思われます。雨が気になる方は1~5月の乾季に留学をしてみるのも手かもしれません。
バコロド留学 – 食事
バコロドで食べられる料理の味付けは全般的に甘めで穏やかであり、極端な辛さや癖のある調味料の使用が少ないため、日本人の口に合いやすい料理が多いです。また、日本食材を扱う店舗も増えており、和食の材料も入手できる環境が整っています。
多国籍な料理を楽しめる

「バコロドで食べられる多様な食事」引用:The Bacolod Food Hunters
バコロドの食事は、フィリピン料理を基本としながら、中華、スペイン、ベトナムなど、多様な国の料理を楽しむことができます。ショッピングモールのフードコートから地元の食堂まで、様々な価格帯の飲食店が揃っているため、同じような食生活に飽きるようなことはまずないと言えるでしょう。サトウキビ産業で栄えた歴史を持つ土地柄から、洗練された食文化が発展しています。
バコロドの絶品名物料理

「フィリピンで大人気の鶏肉のグリル料理イサナル」
現地で親しまれている料理としては、鶏肉のグリル料理であるイナサルや甘めの味付けの煮込み料理が特徴的といえます。また、サトウキビを使用した伝統的なデザートや菓子類も日常的に食べられています。市場では新鮮な野菜や果物が豊富に並び、自炊の材料も手に入れやすい環境です。特に、地元で採れる新鮮な食材を使用した料理は、地域ならではの味わいを感じられます。
バコロド留学 – 交通機関
バコロドはコンパクトな都市規模に合わせた交通期間が整っていて、特にジプニーが市内の主要路線を網羅し、ラクソン通りを中心に頻繁に運行しています。
また、トライシクルが住宅街や路地まできめ細かく運行しており、Grabなどの配車アプリを利用したタクシーサービスも普及しています。道路は碁盤の目状に整備されており、目的地までのアクセスが容易なため、移動手段に困ることは少ないです。
フィリピンの主要交通機関:ジプニー

「ジープニー」
市内の主要路線を走る基幹的な公共交通機関です。決まったルートを定期的に運行しており、手を挙げれば任意の場所で乗り降りができるシステムとなっています。特にラクソン通りやアラナータ通りでは運行頻度が高く、学生や通勤者の利用が多い交通手段です。車内は横向きの長椅子形式で、地元の人々との交流も生まれやすい雰囲気となっています。
小回りの利く交通機関:トライシクル

「トライシクル」
オートバイの横に客席を設置した三輪タイプの乗り物で、住宅街や狭い路地まで入り込めるのが特徴です。少人数での移動に適しており、短距離の移動によく利用されているでしょう。乗客の要望に応じて柔軟なルート選択が可能で、雨天時や荷物が多い時にも重宝される交通手段といえます。
スマホ1つで利用できるタクシー:Grab

「Grabタクシー」引用:Tech in Asia
スマートフォンアプリで配車できるタクシーサービスです。目的地までの料金が事前に確定し、ドライバー情報も把握できるため、安心して利用できる交通手段となっています。特に夜間や長距離移動、観光地への外出時など、他の交通手段が使いにくい場合の選択肢として利用されるでしょう。
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