北欧の高等教育大国として知られるノルウェーですが、英語圏でないものの、国民のほとんどが英語を話すことができることもあり日本人が選ぶ語学留学先の1つになっています。
もちろん社会人が留学先とすることは可能ですが、2023年までは公立大学が留学生を含めてすべての学生の学費が無料でしたが、2023年から留学生の学費が完全に自己負担となりました。そのようなこともあり、そのようなこともあり、今ノルウェー留学を検討している社会人の方々からは「大学院費用はどのくらいかかるのか」「他の国と比べてどんな特徴があるのか」など、疑問をお持ちの方も多いでしょう。
本記事では、ノルウェーでの語学留学の特徴から必要な費用、必要な準備、留学経験をキャリアに活かす方法まで、詳しく解説していきます。
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もうノルウェーの学費が無料じゃない?

大学院の場合学費は年間250万円以上かかる
2023年8月より、EU/EEA圏外からの留学生に対して学費が導入されました。この変更により、日本人留学生も学費を支払う必要が生じています。学費の額は大学や専攻によって異なりますが、ノルウェー留学の学費は年間学士課程で180万円〜222万円、博士課程で250万円〜361万円かかります。社会人の方の中には博士課程に進む方も多くいると思うので、学費だけで250万円以上かかることを念頭に置きましょう。
- 人文・社会科学系、経済学系、政治学系の学士:約180万円
- 法学部・自然科学系の学士:約222万円
- 人文・社会科学系、教育学部系の修士:約250万円
- 自然科学系、工学系の修士:約361万円
学費が有料になる以前も含めて、ノルウェーにある大学の教育の質は高く、世界的に見ても依然として競争力のある留学先となっています。
例えば、同じく高品質な教育で知られるイギリスやアメリカの有名大学では学費が年間1000万円ほどになる大学もあり、そちらと比較すると、年間の学費は依然として比較的抑えめです。また、交換留学プログラムを利用する場合は、協定校間の取り決めにより学費が免除される可能性もあります。そのため社会人でも、日本でノルウェーの大学と交換留学制度のある大学を探し、その大学の制度を利用して留学をすることもできます。
ノルウェー留学で年間にかかる費用は410万円〜671万円
留学を1年間した場合にかかる費用は、大きく分けて「固定費用」と「変動費用」に分類できます。固定費用には学費や渡航費用が、変動費用には生活費や娯楽費が含まれます。2025年現在の標準的な費用は以下の通りです。
- 学費:180万円〜361万円
- 生活費:180万円〜240万円
- 渡航・準備費用:50万円〜70万円
これらを合計すると、年間総額で410万円〜671万円程度となります。
留学にかかる費用の詳細

渡航前には50万円〜70万円必要!
渡航前の準備段階で必要となる費用は、留学期間に関わらず発生する固定費用です。2025年現在の必要経費は以下の通りです。
準備項目 | 費用 | 備考 |
ビザ申請 | 60,000円 | 必須手続き |
航空券 | 150,000~200,000円 | 往復運賃 |
海外旅行保険 | 150,000~250,000円 | 1年間の場合 |
語学試験 | 30,000円 | TOEFL/IELTS |
特に注意が必要なのは、ビザ申請に必要な銀行残高証明書を行う必要があることです。ノルウェーの入国管理局は、1年間の留学の場合、約200万円相当の資金がある必要があります。この金額は実際の支出というわけではありませんが、留学開始前に用意しておく必要があるので、留学前には貯金をしておくことがここでも重要になります。
現地での生活費は毎月17万円〜23万円必要!
ここまで社会人でノルウェーに留学するための費用について紹介してきましたが、ここでは紹介しきれていない重要なポイントはまだまだあります。
ノルウェー留学に詳しい留学カウンセラーに相談することで、あなたにとって重要なポイントをプロと一緒に考えることができるので、下から無料で気軽にLINEで相談してみてください。
ノルウェーの物価は、日本と比べて約1.5倍と言われています。ですが、計画的な生活を心がければ、無理なく留学生活を送ることが可能です。以下はオーソドックスな月間の支出とその内訳になります。
基本的な月額支出
- 住居費(学生寮):70,000~90,000円
- 食費:50,000~70,000円
- 交通費:15,000~20,000円
- 通信費:5,000~8,000円
- 教材費:10,000~15,000円
- 娯楽・交際費:20,000~30,000円
社会人のノルウェー留学の超基礎知識
なぜ社会人が留学先にノルウェーを選ぶのか
ノルウェーに留学する社会人の方は、留学経験を今後のキャリアに活かしたいと考える方が多いと思います。ノルウェーには、社会人留学生にとって以下のような魅力的な特徴がたくさんあります。ノルウェーに住む人々は多くが英語も話すことができるため、他の英語圏同様に英語力は確実に身につけることができるので安心してください。
- 実践重視の学習環境や国内には無い最新の研究設備
- 英語による授業プログラムの充実度
- 入学選考において社会人が活かせる
- ワークライフバランスを重視する文化に直に触れられる
- 環境技術や持続可能性分野において日本よりもかなり進んでいる
- 日本以上に社会保障制度が充実している国での生活経験
ノルウェーの学士課程は3年で取得可能!
ノルウェーの高等教育は、ヨーロッパ共通の単位制度であるボローニャ・プロセスに基づいて構成されており、日本とは若干異なり以下のような制度になっています。
- 学士課程:3年間
- 修士課程:2年間
- 博士課程:3〜4年間
日本の場合、学士課程は基本的に4年間ですが、ヨーロッパの国々は3年間で取得が可能です。日本ですでに学士課程を終了している場合、留学時には修士課程から進むことができます。
どうすれば社会人がノルウェー留学できるの?

学士課程と大学院課程の違い
社会人留学生の多くは、1~2年の修士課程を選択します。これは、より専門的な知識習得が可能であり、留学期間は学士課程を取得するよりも抑えらることができます。
一方で、日本で大学を中退したり、高卒の場合は学士号を3年間で取得できるという点はノルウェー留学の魅力になります。
入学試験は無くすべて書類審査
ノルウェーの大学院の専攻は全てネット上で行われ、入学試験などはなく全てを書類審査で合否が決まることになります。大学によって必要な情報は異なりますが、社会人としての経験は、応募時の大きな強みとなります。 特に以下のポイントをアピールすると効果的なので意識しておきましょう。
- 日本国内での実務経験と研究テーマの関連性
- プロジェクトマネジメント能力
- 研究過程で必要になるチームワークスキル
- 実践的な問題解決能力
- 学生時代などの異文化コミュニケーション経験
- 学生時代の成績
社会人のノルウェー留学に必要な準備は?
留学開始までのスケジュールと必要書類
ノルウェーでの留学の準備は、出発の12ヶ月前から始めると安心です。まずは、学校選びと情報収集から始め、9ヶ月前には学校探しを開始し、ビザの申請準備を始めましょう。それと同時に今お勤めの会社にも留学する旨を相談しておくと良いかもしれません。更に、早めに予約すると費用が抑えられることもあるので、4ヶ月前には航空券と宿泊先の手配を行います。また、3ヶ月前には保険加入と必要な予防接種を含め、1ヶ月前には最終確認と荷物の準備を行うスケジュールが良いでしょう。
住居探しから現地到着後の手続きまで
住居については、主に以下の3つの選択肢があります。
- 学生寮
- ホームステイ
- アパート
学生寮は大学施設への親しみやすさと比較的安価な滞在費が魅力ですが、周りは学生になるので社会人経験のある方からすると少し馴染みにくさはあるかもしれません。ホームステイは、現地の家族と生活を共にするため、生きた環境で語学を学べる時間がありますが、当然その家庭のルールに沿って行う必要があります。 一人暮らしのアパートはプライバシーは確保することができますが、契約手続きが複雑で、初期費用も高額になる上、異国の地でもしものことがあった際に頼れる人がいないと不安になる可能性もあります。
なので、社会人経験のある方、過去に留学の経験やノルウェーでの生活したことがある人には、一人暮らしをすることも良いでしょう。
現地到着後は、学生IDの取得、口座開設、携帯電話の契約など、様々な手続きが必要になります。これらの手続きは、留学先の大学院や留学生の支援センターがサポートしてくれる場合もあるため、必要書類の準備を含めて、渡航前にそうした点も確認しておくことがおすすめです。
このように社会人のノルウェー留学は、きちんと事前の準備があれば、普段経験することのできない北欧での貴重な経験となります。先ほども話しましたが、ノルウェーは環境分野や福祉分野などはかなり研究が進んでいる国なのでそうした分野の学びや文化に触れることはあなたのキャリアにとって良い経験になるはずです。
ここまで様々な内容を紹介してきましたが、社会人のノルウェー留学を成功させるには、この記事だけでは伝えきれない多くのポイントがあります。入学申請書類の細かな対応や、滞在許可証の複雑な手続き、そして個人の予算や目標に合った大学選びまで、留学準備には専門的な知識が必要です。特に最近の学費制度変更や入国規制の変化に対応するには、最新情報を持つプロのサポートが不可欠。
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