イロイロは、フィリピン中部ビサヤ地方の中核都市として発展を遂げています。フィリピンの中でもマニラ等に比べると治安が良く、物価も手頃なため、快適な生活環境が整っているのが特徴です。歴史的建造物と近代的な施設が調和した街並みは、他の地方都市とは一線を画す魅力があります。教育熱心な土地柄で、英語教育施設も充実しており、留学先として理想的な環境と言えるでしょう。
イロイロ留学 – 可能な留学種類
語学留学
対応可能な言語 | 英語 |
---|---|
語学学校の形態 | マンツーマン・集団授業・ハイブリット |
対応している特別コース | 海外進学/就職コース・インターンシップコース・TOEIC・IELTS |
イロイロ留学では、主に英語の語学留学をすることが可能です。マンツーマンから集団授業、それらの複合型であるハイブリットの形態をとった語学学校が存在しています。海外進学/就職を支援するコースや、英語を学びながら現地企業での実務研修が体験できるインターンシップコースがあるのが特徴的で、実践的な学習環境を求めている方にとっては最適な留学先であると言えるでしょう。次の章で言及しますが、語学学校の費用が特に安いところも魅力の一つです。
親子留学
イロイロの親子留学は、充実した学習環境と安全な生活基盤を両立できる点が特徴です。子どもは年齢に応じた英語プログラムで学べるほか、現地のインターナショナルスクールへの通学も可能となっています。保護者向けには、マンツーマンレッスンから少人数制クラスまで、様々な学習スタイルが用意されていおり、街の治安の良さと落ち着いた雰囲気はも相まって、家族で集中して学習をするのに適した環境と言えます。
イロイロ留学 – 費用
結論、イロイロの留学費用はフィリピンの中でトップレベルに安いです。
留学期間 | イロイロ | 国平均 |
---|---|---|
1ヶ月間 | 28万円 | 35万円 |
3ヶ月間 | 72万円 | 94万円 |
半年間 | 138万円 | 183万円 |
一年間 | 271万円 | 359万円 |
イロイロ留学のひと月当たりの留学費用は約28万円と、フィリピンの平均留学費用に比べてひと月当たり7万円安くなっています。短期留学を検討している方にとってはもちろんのこと、中長期留学を検討している方にとっては数十万円から百万円程度も費用を安く抑えることが可能なため、コストを抑えたい方にとっては最適な留学先であると言えるでしょう。
イロイロ留学の費用内訳
留学期間 | イロイロ | 国平均 |
---|---|---|
航空券 | 6.0万円 | 5.6万円 |
生活費 | 3.5万円 | 4.0万円 |
語学学校 | 18.5万円 | 25.6万円 |
イロイロは日本から直通する飛行機がないことから、航空券は比較的高くつく傾向があります。一方で、生活費は国の平均と比べて月5000円ほど抑えることができ、なんといっても語学学校が他の都市と比較して月7万円程度安いです。費用を抑えてしっかり語学学校に通いたい方にとっては絶好の留学先となるでしょう。
イロイロ留学 – 治安
イロイロは、フィリピン国内でも比較的に治安の良い都市として知られています。市内の主要エリアには警察官や警備員が配置され、24時間体制での巡回が行われているため、安心感があります。
フィリピンの他の都市の治安と比較
都市 | 犯罪指数 |
---|---|
フィリピン平均 | 43.9 |
イロイロ | 41.1 |
「各都市の犯罪指数」参考:NUMBEO
50万人以上の口コミ情報に基づいて算出されたイロイロの犯罪指数を見てみるとフィリピンの主要留学先の平均程度の治安となっています。しかし、地域コミュニティの結びつきが強く住民同士の見守り意識も高いことから、マニラやセブといった人気の留学先と比べると治安が良く、深夜の外出を避ければ安全に生活できる環境が整っているでしょう。
東京の治安と比較
都市 | 犯罪指数 |
---|---|
東京 | 24 |
イロイロ | 41.1 |
「各都市の犯罪指数」参考:NUMBEO
東京の犯罪指数と比較をしてみると、イロイロは、東京よりも少し危険である、犯罪指数が40 ~ 60の「中程度の治安」に分類されます。ただし40付近の犯罪指数なため東京都の治安レベルとほぼ同水準と見ることができ、概ね危険はないと言えますが、治安を最重視する方にとっては留学先の再検討をしてみてもよいのではないでしょうか。
イロイロ留学 – アクティビティ
イロイロには日々楽しめるアクティビティが沢山あります。日々の学習の合間の息抜きに欠かせないアクティビティですが、どのようなことが出来るのかについて見ていきましょう。
静寂の海に浮かぶアイランドホッピング

「イロイロから行けるギガンテス島」引用:Tripadviser
イロイロが位置しているパナイ島の周辺に点在する、無人島を巡るツアーが観光客や留学生に大人気です。透明度の高い海でシュノーケリングを楽しめるほか、バンカーボートでの島巡りは開放感に満ちています。現地ガイドが同行し、海の生態系や島々の歴史を解説してくれたり、干潮時に現れる島と島を繋ぐ砂州では、幻想的な風景を楽しむことができます。余暇を利用して一日中海を満喫できる環境となっています。
都市型リゾートでのショッピング体験

「SM city Iloilo」引用:Tripadviser
イロイロにはSM city Iloiloを筆頭に近代的なショッピングモールが点在しており、国際ブランドから地元ブランドまで、幅広い商品が揃っています。フードコートでは各国の料理を楽しめ、映画館やゲームセンターなども併設されています。週末には特設マーケットが開かれ、地元アーティストの作品や伝統工芸品との出会いも期待できます。冷房完備の快適な環境で、雨季でも楽しめる場所となっています。
歴史が息づく街並みを散策

「ミアガオ教会」引用:agoda
スペイン統治時代の建造物が立ち並ぶ地区では、ガイド付きのウォーキングツアーを楽しめます。石灰岩・珊瑚が使われたミアガオ教会や古民家を巡りながら、フィリピンの歴史と文化に触れることができるでしょう。夕暮れ時には建物がライトアップされ、また違った雰囲気を味わえます。カメラ愛好家に人気のスポットが多く、SNS映えする写真スポットも点在しています。
豪快なマリンアクティビティを体験

「イロイロ周辺で楽しめるマリンスポーツ」引用:tripadviser
穏やかなアイランドホッピングとは違って、豪快なマリンスポーツを楽しめるところも嬉しいポイントです。穏やかな内海では、初心者でも安心してジェットスキーやバナナボートを楽しむことができます。インストラクターによる丁寧な指導があり、安全面も万全です。シーズン中は、パラセーリングや釣り船チャーターなども体験可能となっており、豊富なマリンアクティビティを技量に応じて選択できる環境が整っているのが特徴です。
ローカルマーケットでの食探検

「イロイロのpublic market」引用:IMTnews.ph
早朝から活気づく市場では、新鮮な魚介類や熱帯フルーツを見学・実食することができます。地元の人々の生活を間近で感じられ、フィリピンの食文化への理解も深まるでしょう。市場に隣接する飲食店では、購入した食材を調理してもらうこともできます。食材の選び方や調理法について、店主から直接アドバイスをもらえる機会も多くあり、国際交流の場としても最適です。
イロイロ留学 – 気候
イロイロは、フィリピン国内でも過ごしやすい気候に恵まれた都市です。乾季と雨季がはっきりしており、対策さえしていれば過ごしやすい環境にあると言えます。

「イロイロと東京の平均気温・降水量」
朝夕は心地よい風が吹き、日中の暑さも沿岸部の海風が和らげてくれます。雨季であっても、スコールが短時間で過ぎ去ることが多く、日常生活への影響は限定的となっています。また、山々に囲まれた地形により台風の直撃を受けにくい立地となっているのが嬉しいポイントです。
寒暖差が非常に少なく温暖な気候
イロイロの平均気温は28℃であり、東京の平均気温である16℃に比べて高めの水準です。
また、年間の寒暖差が非常に小さい、30℃付近の気温に一度慣れてしまえばむしろ日常生活を快適に送ることも可能であると言えます。
台風の影響を受けないが、雨期が存在
イロイロの平均降水量は136mmであり、東京の平均降水量である111mmに比べてやや降水量が多くなっています。
先述の通り、乾季と雨期が存在しており、6月から12月にかけて雨期が続き、1月から4月はほとんど雨が降らないです。雨期といってもスコールが短時間で降り注ぐのみであり、地形によって台風の影響をほとんど受けないので天候を気にする必要はないかと思いますが、1~4月に行くことでジメジメした気候を避けるという選択もよいかと思われます。
イロイロ留学 – 食事
イロイロで食べられる料理の味付けは全般的にマイルドで、極端な辛さや癖のある調味料の使用は控えめです。そのため、日本人の口調にも合いやすく、長期滞在でも食事に困ることは少ないでしょう。
イロイロで食べられる多国籍料理

イロイロの食事は、フィリピン料理を中心に、中華、韓国、ベトナム、タイなどのアジア料理から西洋料理まで、幅広い選択肢が揃っています。外食店は庶民的な食堂から高級レストランまで様々な価格帯で展開されており、日々の食事に変化をつけやすい環境となっているでしょう。そのため、薄口の食事に飽きたら、がっつりとした肉料理を楽しむこともできます。
イロイロの絶品名物料理

「イロイロのシーフード料理」引用:Tripadviser
現地で親しまれている料理には特徴的なものが多く、海鮮を使った煮込み料理や、地元産の食材を活かした伝統料理が日常的に食べられています。特に沿岸部では新鮮な魚介類を使った料理が豊富で、シーフードスープやグリル料理などのメニューが充実しています。また、熱帯フルーツを使ったデザートも特徴的な食文化の一つと言えます。
イロイロ留学 – 交通機関

イロイロは、多様な公共交通機関が整備された、移動が便利な都市です。市内の主要な移動手段として、ジプニーが広く利用されており、主要道路を網羅的に走っています。
また、ジープニーが対応していないエリアでも、近距離の移動にはトライシクルが便利で、細い路地まで入り込めるのが特徴です。タクシーは市内全域で利用可能となっており、Grabなどの配車アプリにも対応しているため、移動に困ることはありません。
フィリピンの主要交通機関:ジプニー

「ジープニー」
市内の主要路線を走る基幹的な公共交通機関です。決まったルートを定期的に運行しており、手を挙げれば任意の場所で乗り降りができるシステムとなっています。特にラクソン通りやアラナータ通りでは運行頻度が高く、学生や通勤者の利用が多い交通手段です。車内は横向きの長椅子形式で、地元の人々との交流も生まれやすい雰囲気となっています。
小回りの利く交通機関:トライシクル

「トライシクル」
オートバイの横に客席を設置した三輪タイプの乗り物で、住宅街や狭い路地まで入り込めるのが特徴です。少人数での移動に適しており、短距離の移動によく利用されているでしょう。乗客の要望に応じて柔軟なルート選択が可能で、雨天時や荷物が多い時にも重宝される交通手段といえます。
スマホ1つで利用できるタクシー:Grab

「Grabタクシー」引用:Tech in Asia
スマートフォンアプリで配車できるタクシーサービスです。目的地までの料金が事前に確定し、ドライバー情報も把握できるため、安心して利用できる交通手段となっています。特に夜間や長距離移動、観光地への外出時など、他の交通手段が使いにくい場合の選択肢として利用されるでしょう。
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